ブルックリンに、サステイナブルなアートとファッションに特化したThe Mutt Museumがオープンした。ミュージアムというよりギャラリーという感じの規模だが、日本人のアーティストやデザイナーも歓迎という。周辺には新しいレストランや店が増えていて、開発が進んでいるエリアといえそうだ。
訪れた時に展示されていた服は、ヘインズなどのメンズのタンクトップをアップサイクルしたドレスやトップ。椅子は、捨てられているもののみを使ってつくられた。絵は、煙で黒っぽいぼかしを入れている。
靴は、ニューヨークにある靴のブランド、グラウンド・カバーによるもので、サボテンからつくられたビーガンレザーを使っている。そこに、この美術館の共同設立者で現在展示されている絵を描いたアーティストでもある、アントニオ・ムニス氏が、絵と同じ手法でスモークを加えた。1足1200ドルの値がつけられていて、利益はすべて、人道支援を行っている非営利団体、インターナショナル・レスキュー・コミッティーに寄付される。
このオブジェは、ジャンクメールとTシャツを使って作成された。発想が面白い。
ミュージアムショップもあって、服やバッグなどが買える。ちょっとユニークなものを買いたい時に寄るのも一興だ。
場所はウイリアムズバーグの南で、イーストリバーにかなり近い。すぐそばにはこじゃれたフレンチレストラン、ドゥ・チャッツがあった。カクテル1杯とサーディンのマリネをいただいたが、なかなか美味しく、雰囲気もおしゃれだった。
近くにはマーロー&サンズも!最寄り駅から歩くわりに昔から人気のあるレストランで、この日もよくお客さんが入っていた。
さらに駅に近くなると、日本でも有名なステーキレストランのピータールーガーがある。多くの人は、ピータールーガーには行ったことがあっても、その前の道をイーストリバー近くまで歩いて行ったことはないだろう。最近はお店もちらほらあり、変わりつつあるエリアなので、また折を見て探索したいと思う。
89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)