YKKとYKKスナップファスナーは、学生対象のファッションコンテスト「第23回YKKファスニングアワード」のファッションショーと授賞式を開いた。グランプリは、アパレル部門が大阪文化服装学院の敷矢大輔さん、ファッショングッズ部門は文化服装学院の西野陽光さんが受賞した。
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応募総数は過去最多の9518点。グランプリ、優秀賞、審査員特別賞、YKK特別賞の計9点を選んだ。
アパレル部門グランプリは「回転する服」をテーマに、ファスナーの使い方が独創的な服を作った。「規格外のチャレンジで、まさにグランプリにふさわしい」と評価された。ファッショングッズ部門グランプリは、金属とファスナーを組み合わせ、生命力が感じられるジュエリー。「ジュエリーにファスナーを使うという発想と、つける人の気持ちを想像して表現したことが伝わる」と評価された。
今回のコンテストは4年ぶりに、受賞歴のあるデザイナーを招いたゲストコレクションを実施。瀬戸川裕太氏の「ユウタセトガワ」がショーを披露した。
YKKの山本徹執行役員ジャパンカンパニープレジデントは、「応募点数が過去最多を更新し、関係者の皆様に感謝する。次回1万を超える応募があった場合は新しい副賞も検討する。今後もデザイナーの登竜門になるアワードとして業界の発展に少しでも貢献していきたい」と語った。