建築デザインの知見を衣食住へ　一級建築士事務所の吉原組がプロジェクト始動

　京都市の一級建築士事務所の吉原組（吉原雅人代表）は、建築デザインの知見を応用し、造形美や〝用の美〟（機能美）を提案する新プロジェクト「TOHU」（トーフ）を始動した。第1弾として作ったのは、建築の工程から着想したチョコレート。プロジェクトのオンラインストアで販売しているほか、東京・南青山のスパイラル1階で3月14日まで期間限定店を開いている。プロジェクトは衣食住全般へと広げ、年内には、アパレル製品の発表も予定している。

（壁田知佳子）

第1弾はチョコレート

　吉原組は住宅やアパレルショップ、工場など国内外の様々な建築を手掛けている。吉原代表は、「独立して9年目。マンネリ化せず、次のステップに進むためのカンフル剤でもあり、新しい刺激ある顧客をつかむためでもある」とプロジェクトを始めた経緯を話す。