コラム

《視点》デザインの相続性

2018/01/17

 社会・環境に配慮しなければ、製品を作れず、流通もできず、消費すらされない――。「エコ」や「人権」をビジネスに取り込むのはもうからないとは言っていられなくなる時代が到来しつつある。地球温暖化対策を定めたパリ協定に、...

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《視点》変化を受け入れる

2018/01/16

 世の中が大きく変わっていくとき、人びとの心は不安にさらされる。産業革命によって機械化が進展した1800年代初頭の英国はまさにそうだった。【関連記事】【新年特別企画】ファッションビジネス革命前夜 繊維産業を中心に、...



《めてみみ》街の顔

2018/01/16

 百貨店は都心店でインバウンド(訪日外国人)や高額品の需要で業績が上向いている。一方で、地方・郊外店は〝特需〟の恩恵が乏しく、減収に歯止めがかからない。そんな中、地域密着で街の顔となった地方百貨店がある。 東京都心...



《めてみみ》採用難がつきつける課題

2018/01/15

 ユニーは今年、25年ぶりに本社を名古屋に戻す。 同社が名古屋を離れたのは93年。経営の立て直しを託され、子会社社長から抜擢(ばってき)された家田美智雄社長(当時)は徹底的なコスト削減を推し進めた。その象徴が本社だ...



《めてみみ》こんな時こそ

2018/01/12

 18~19年秋冬メンズコレクションがロンドンを皮切りに始まった。フィレンツェの総合見本市ピッティ・イマージネ・ウオモを挟んでミラノ、パリへと続く。【関連記事】18~19秋冬ロンドンメンズコレ 大きな転換期迎える ...



《視点》買い物の呪縛

2018/01/12

 自宅のクローゼットに、欲しくないけど買ってしまったという服はないだろうか。最近の取材で聞いた話をきっかけに、ふとそんなことを思った。女性が高級ブランドバッグを買うとき、せっかくだからたくさん荷物が入って飽きのこな...



《めてみみ》明るさと危機感と

2018/01/11

 新年の賀詞交歓会では経営トップの顔に明るさが戻った。株高が続き、日本経済は緩やかに回復、欧米、中国、東南アジア諸国の経済も堅調に推移していることが背景だ。今年の見通しを個別に聞く中でも、「悪い、悪いと言うだけでは...



《視点》他にないもの

2018/01/11

  「他にないものが求められている」。記者は主にテキスタイル企業を取材しているのだが、17年はこの話を特によく聞いた。合同展示会ではそういった差別化機運をつかもうと、各社が〝他にないもの〟を競って出展していた。 「...



《めてみみ》二人の悟空

2018/01/10

 年末に上海で京劇「玉堂春」「真贋の二人悟空」を鑑賞した。京劇ファンの知り合いによれば、いずれも典型的な京劇だという。当日は数人のダフ屋が劇場の周辺にいた。観客の平均年齢は高かったが、家族連れもいた。 玉堂春は冤罪...



《視点》工業生産

2018/01/10

 「国際競争で日本が勝つモノづくりの手段として、〝日本人ならではの職人芸〟や〝匠(たくみ)の技術〟が盛んに叫ばれる。しかしそれは〝工業生産〟が前提だ。極論に行き過ぎてしまうと、全てが〝伝統工芸〟になってしまう。これ...