コラム

《視点》自力の集客で

2023/09/26

 青森県八戸市の中心市街地で大型の商業施設が2館閉館した。昨年9月に館内の専門店がすべて、今年1月には映画館も閉まった。さらに影響が大きかったのはチーノのすぐそばの百貨店の三春屋の閉店だ。食品に強い店で、一般客だけ...

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《めてみみ》時すでに遅し

2023/09/25

 桐生の経編みメーカーの松井ニット技研が、事業譲渡先の公募を始めた。有力デザイナーブランドとも取引した経験があり、ストールやマフラーの自社ブランドで海外販売も行ってきたが、職人が高齢化し、後継者もいないため決断した...



《めてみみ》予定調和の次に

2023/09/22

 24年春夏デザイナーコレクションはニューヨーク、ロンドンに続き、舞台をミラノへと移している。これまでのところ、ビッグトレンドは見えづらいが、グランジのような粗野な雰囲気やホラーを題材にしたクリエイションなど、新た...



《視点》「ザ・現代ソウル」

2023/09/22

 出張で韓国を訪れた際、隙間時間でのぞいた「ザ・現代ソウル」に韓国の「今」を感じた。韓国の三大百貨店の一つ、現代百貨店が21年にオープンした、店名に「百貨店」を冠さないソウルの最新百貨店だ。 まずリテールセラピー(...



《めてみみ》ベトナムと日本

2023/09/21

 国際協力銀行(JBIC)による昨年の「海外直接投資アンケート」で、中期的な有望事業展開先としてインドが3年ぶりに1位となり2位は中国、ベトナムは東南アジア諸国連合ではトップで全体では4位だった。中堅・中小企業向け...



《視点》あきらめない

2023/09/21

 テレビやインターネット動画でプロ棋士が指す将棋をよく観戦する。最近はAI(人工知能)による形勢判断が画面上に表示され、どちらが勝勢かをパーセンテージや点数で表してくれる。「見る将」専門の私にとっては、状況を理解す...



《私のビジネス日記帳》世界と戦う 白石正裕

2023/09/20

 米国のデザイナーブランド「トム・ブラウン」との取り組みは10年間続いています。毎シーズン、ニューヨークのアトリエに技術者を数人派遣し、コレクションのサンプルを縫製しています。今年の7月には、トム・ブラウン初のパリ...



《めてみみ》北京の活気

2023/09/20

 約10年ぶりに北京を訪れた。当時はひどかった大気汚染が解消され、街が明るくなった気がした。日曜日の昼の地下鉄車内は非常に混雑し、人気商業施設の一つである三里屯太古里に行くと、かなりの人出で若い男女が目立つ。おしゃ...



《視点》人材流出

2023/09/20

 合同展示会を訪れると、年々ライフスタイル関連のブースが増えている。コスメに日用雑貨など、サステイナブル(持続可能な)かつ新しい切り口を持ち、パッケージも洗練されたものが多い。 ブース担当者と名刺交換をする際、「繊...



《めてみみ》名将の理由

2023/09/19

 バスケットボール男子のFIBAワールドカップで日本代表がアジア1位となり、パリ五輪の出場権を獲得した。自力での五輪出場は48年ぶりの快挙。中国では処理水問題で高まった反日感情がバスケで一変したという話も聞くほど、...