コラム

《視点》変化と摩擦

2024/05/22

 先日ある業界団体のトップが交代した。前任者は数年前に就任し、新しいことにチャレンジする意欲のある若い人で、応援する人もいたが、改選期で任を降りてしまった。意見の食い違いなどで摩擦が生じていたと関係者から聞いた。 ...

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《めてみみ》転機の日系百貨店

2024/05/21

 大手百貨店の海外戦略が転機を迎えている。これまでは百貨店単独での出店がほとんどだったが、SC化やPM(不動産の運営代行)へと重点を移す。急速な経済発展が進むASEAN(東南アジア諸国連合)が有望市場だ。 背景にあ...



《視点》動けば開くドアも

2024/05/21

 服飾専門学校の先生に、今の仕事を選んだ経緯を聞く機会があった。祖父は絵を描く仕事、実家はレンタルビデオ店という環境で、中学時代からファッション誌を読み、DCブランド店に通い、絵を描くことが好きで東京の服飾専門学校...



《めてみみ》業績支えるインバウンド

2024/05/20

 大手百貨店の4月免税売上高が過去最高に達した。円安を追い風にラグジュアリーブランドをはじめ、かばん、時計・宝飾品など高額品の需要が伸びた。阪急阪神百貨店が前年同月比3.5倍、大丸松坂屋百貨店と高島屋が3.1倍、三...



《めてみみ》国際的ピアニスト

2024/05/17

 先月、ピアニストのフジコ・ヘミングさんが亡くなった。幼少期には第2次世界大戦による学童疎開を経験し、10代後半に聴力の一部を失う苦労を重ねながら、欧州と日本でピアニストとして名声を得た。 偉大な先人に続くように、...



《めてみみ》技術が産業を変える

2024/05/16

 24年3月期決算で縫製大手のマツオカコーポレーションの連結経常利益が伸びた。為替差益の増加に加え、中国から東南アジアなどへの生産シフトが加速、収益力が高まった。アジア各国に自社工場があり、生産アイテムや納期、生産...



《視点》良かれと思って

2024/05/16

 欧州企業を筆頭に、環境や人権に配慮した調達目標を表明している。事業を通じて社会的責任を果たそうとする活動も市場や社会から評価される時代だ。一方で気がかりなこともある。 企業が良かれと思って掲げた目標が、環境や人権...



《私のビジネス日記帳》小さなオケージョンを作る 橋本修男

2024/05/15

 外出機会の復活で売り上げは急回復しました。が、都市部のSCの来館者数はコロナ前水準にまだ戻っていません。物価上昇による節約志向の強まりがあり、少子化で主力顧客層である若者人口も縮んでいくことを考えると、入学式や母...



《めてみみ》中国の実店舗運営

2024/05/15

 上海・南京西路にある梅龍鎮伊勢丹が6月30日で閉店する。入居ビルの建て替えが主因だが、他所に移転しないため、上海から伊勢丹はなくなる。 今年初めから小売り関係者ではうわさされていたが、3月25日の発表まで明確な形...



《視点》見ているよ

2024/05/15

 離職率の低いある会社では、上層部の会議で「理想のチーム」について話し合う。「このキャラがいい役割するんだよ」と、スポーツ漫画のチームなどを例に語るラフなものだが、「そのキャラのような社員を評価するために必要な仕組...