【訃報】高田輝男さん・元東京ブラウス社長

2013/11/22 16:30 更新


 元東京ブラウス社長で東京のレディスアパレル業界隆盛のリーダー的な存在だった高田輝男(たかだ・てるお)さんが21日に死去した。82歳だった。通夜は27日午後6時から、葬儀・告別式は28日午前10時から東京都荒川区町屋1の23の4の町屋斎場で行われる。喪主は妻長子(ながこ)さん。

 中央大学商学部2年の春、戸賀崎繁男氏と会い、「モノを考え、モノを作り、モノを売る婦人服の仕事」に共感。1950年3月、戸賀崎繁男商店(東京ブラウスの前身)の設立と同時に入社し、学生服を着たセールスマンとしてスタートした。54年4月に23歳の若さで専務となり、以後、社長に就任するまでの28年間、東京ブラウスを中堅レディスアパレルの雄に成長させる原動力となった。戸賀崎氏の病気で82年7月、代表取締役社長に就き、約3年間、同社の発展と東京婦人子供服工業組合や東京ファッションウイークの成長基盤つくりに尽力した。相手を思いやる誠実で温厚な人柄から業界内外で信望が厚く、持ち前の行動力と説得力で業界のオピニオンリーダー的な存在だった。85年10月、繊研新聞社が立ち上げた繊研ファッションビジネス懇話会では初代世話人代表を務めた。
 



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