【知・トレンド】《ニュースサクサク》
“アクセシブルラグジュアリー”なインポートバッグに注目
手の届く価格と納得の品質に魅力
「フルラ」「ケイト・スペードニューヨーク」「ロンシャン」といったインポートバッグブランドが、百貨店ハンドバッグ売り場を中心に伸びている。いわゆる〝アクセシブルラグジュアリー〟と呼ばれる分野だ。人気の背景を見てみよう。(中村維)
ケイト・スペードジャパンの14年12月期の既存店売上高は、前年比24%増。伸び率は過去10年間で最高を記録した。日本での売上高は、推定で130億円を超えたと見られる。フルラジャパンの14年12月期売上高も、前期比28%増。4年連続の2ケタ増で、今期は売上高100億円に達する見通し。「ロンシャン」を販売するロンシャンジャパンも、13、14年度ともに売上高は2ケタ増だ。
このゾーンのバッグは、ブランドとしてのネームバリューやイメージを高く保ちながらも、中心価格で3万~5万円前後という手の届く価格帯で、納得できる品質を感じられる点が魅力。先駆的な存在として「コーチ」が挙げられるが、こうしたブランドの急成長により、一気に市場が広がった感がある。
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《FB用語解説》アクセシブルラグジュアリー