アダストリアは5月、初のブランドミックスのOMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「ドットエスティストア」をららぽーとTOKYO-BAYとミッテン府中(東京都府中市)に相次いでオープンした。グループ公式ウェブストア「ドットエスティ」での体験を実店舗でも味わえるようにデジタルを活用した初めての取り組みが随所にある。新たな接客スタイルや顧客との接点を高める、ブランドミックスによる楽しさの追求など、新たな実店舗の在り方にチャレンジしている。
(古川伸広)
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まず店頭で目に入るのが数多くのモニターとデジタルサイネージ。店舗中央にあるモニターでは同社の各ブランドのCMや動画などが流れ、「ブランドのイメージなどを伝える動画が一堂に見られるのはここだけ」と、ブランドミックス型ならではのアイキャッチで来店につなげている。ショップ内には「グローバルワーク」や「ローリーズファーム」「ニコアンド」「ジーナシス」「ベイフロー」など25を超えるブランドが集まり、ウェブストアのドットエスティの購買データと連動し人気のブランドから厳選した商品が並ぶ。
購入履歴がミラーに
初導入したミラー型サイネージは、商品のバーコードをかざすとミラーに商品の詳細が表示され、色違いも見られる。画面には全国のスタッフのお気に入りの商品を使ったコーディネートも。さらにミラー上のカメラマークを押すと約5秒の動画撮影が可能。気になる後ろ姿や洋服が動いている雰囲気が確認でき、これまでと違った情報をもとに購買が楽しめる。
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