「グローバルワーク」が既存店の刷新で成長狙う 改装したイオンレイクタウン店をモデルに

2024/03/21 06:27 更新


木目調の内装も今後の店舗開発のモデルに(イオンレイクタウン店)

 アダストリアの「グローバルワーク」は、既存店の増床・改装による売り上げ増を軸に成長戦略を進めている。より多くの商品を出せる店舗設計や、デジタルツールの活用などで販売を効率化する。3月はイオンレイクタウン店(埼玉県越谷市)をモデル店としてリニューアルした。同店のデータなどを検証し、店舗開発を加速する考えだ。

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 直近の年商は約500億円で、将来的に1000億円を目指す。太田訓執行役員グローバルワーク営業本部長は「新規出店よりも、既存店の1店舗当たりの売り上げ増を重視する」と話す。店舗は現在約200で、売り場面積は約330平方メートル以下が多い。約500平方メートル以上に広げ、1店当たり約1.3倍の売り上げ増を目指す。

 イオンレイクタウン店は、売り場面積約730平方メートル。内装はホテルをイメージした木目調。新たに採用したハイシェルフ什器は、既存品に比べて1.5倍の商品を陳列できる。

新什器はフェイスアウトでの陳列でも量感を出せる

 数カ所に設置したミラーサイネージは、画面に表示された質問に答えると骨格やカラータイプの診断ができる。商品タグのバーコードを読み込ませると、店頭の在庫やスタッフのコーディネート例が見られる。小型のサイネージがついたフィッテングルームでも同様に在庫やコーディネートの確認ができる。

新型のデジタルサイネージは購買率を上げる役目も期待する

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