「今求められている豊かさとは何なのか。店舗でお客様と向き合い、みんなで考えて欲しい」と話すのは、アダストリアの福田三千男会長。2月18日の全国店長会議で、約3600人の社員に訴えた。
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同社は紳士服専門店を祖業に、市場変化に合わせて4度の事業改革をし、現在はSPA(製造小売業)として成長を続けている。一貫して「常に豊かさをお客様に提供することを目指してきた」という。
今は5度目の変革に着手し、アパレルに限らず衣食住の生活全般で豊かさを提供する企業へと変わろうとしている。「かつては商品の数と選択肢の多さこそが豊かさだった。今のお客様は何にわくわくし、どんな生活が豊かだと感じるのかを考えるべき」と繰り返した。