9月1日付で持ち株会社に移行し、旧アダストリアはアンドエスティHDに社名変更した。ブランドリテール事業は中核事業会社であるアダストリアが運営する。9月1日付で紹介しきれなかった北村嘉輝社長に今後の成長戦略について聞いたインタビューの詳報をお届けする。
(柏木均之=本社編集部)
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強みは修正力
――経歴は?
07年にトリニティアーツの前身であるドロップに入社し、「スタディオクリップ」「ニコアンド」の事業部長を担当、15年に旧アダストリアグループと経営統合してからは新規ブランドの立ち上げや中国事業などを担当してきました。
直属の上司である木村(アンドエスティHD社長)とは20年近く一緒に仕事をしてきました。手前みそですが、グループ全体の方向性、その中でブランドのリテール事業を担うアダストリアは何をすべきなのか、理解しているつもりです。
――アダストリアの強みは?
課題をスピーディーに修正できる。修正力があることだと思います。ブランドビジネスって一回ですんなりうまくいくものではない。軌道に乗るまで何度も修正しないといけないし、スピードも求められる。
当社は40以上のブランドを運営しているので、一つのブランドの良いところを吸収、分析し、結果の出ていないブランドにそのやり方を移植することができる。
――修正力が機能した事例は?
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