自社ECの発展形として、プラットフォーマーのように他社ブランドに出店してもらい、顧客の利便性向上や新たな価値提供に生かそうという動きが出ている。販売手数料を得るビジネススタイルで、海外では百貨店サイトなどで広がっている。日本では、サイトとしてのブランド力を生かしながら、運営側・出店者共に販促面でも連携し、相乗効果がより大きくなるよう、トライアルが始まっている。
(中村維)
家電やおせちも
アダストリアは、国内でも指折りの会員数と売り上げを誇るグループ公式EC「ドットエスティ」で22年春から他社店の導入を本格化し、現在6ブランドが出店する。「シロカ」の調理家電やエフ・ジー・ジェイのビューティーセレクトショップ「フルーツギャザリング」などで、ファッションではシンガポール発のレディスブランド「ラブボニート」、タビオの「靴下屋」がある。
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