韓国「アーダーエラー」が日本進出 神戸阪急に常設1号店

2024/04/30 06:28 更新


 韓国の人気ブランド「アーダーエラー」が日本市場に参入する。運営するファイブスペースの日本法人を通じ、5月3日に神戸阪急に常設1号店を設ける。韓国だけでなく他のアジア諸国・地域や欧米でも販売しており、満を持しての日本進出となる。阪急うめだ本店でも約1カ月の期間限定店を開く。

 アーダーエラーは14年にデビュー。「ザラ」との全世界での協業をはじめ、「メゾンキツネ」「バングアンドオルフセン」などとも協業、ファッション好きからの支持が高い。韓国では主要都市に8店を出店。日本では原宿の「GR8」(グレイト)や「ヌビアン」などが扱う。2年前に日本にオフィスを構え、昨年5月にアーダーエラージャパンを設立した。

ブルーがブランドのアイコンカラー

 神戸阪急3階にオープンする店舗の面積は約80平方メートル。ブランドのコンテンポラリーライン「シグニフィカント」初の店「プラグショップ」となる。同ラインは、ジャケットで10万円以上となるコレクションラインに比べて買いやすい。お土産感覚で購入できるTシャツやデニムアイテム、フーディーなどを揃える。

 5月1日~6月4日には阪急うめだ本店3階のコトコトステージで販売する。コレクションラインだけでなく、ブランドとの協業品や1万円以下で買える雑貨も揃える。韓国では20代、30代前半がコアの客層だが、日本では30、40代のファッション好きまで広げたい考え。

 今年10周年のアーダーエラーが支持を集めているのは、他のブランド同様にSNS戦術が巧みな点とデザイナーやブランドの匿名性が挙げられる。加えて、「服を売る以上に、店での体験を重視している」(日本法人の野田佳代ジェネラルマネージャー)ことで一部の熱狂を生んでいるという。奇想天外な店作りに特徴がある。

ファッション好きの熱狂を生む

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