エアークローゼットの循環型物流プラットフォーム 他社アウトドア案件を受注

2024/02/20 06:26 更新


 ファッションレンタルのエアークローゼットは、独自開発した循環型物流プラットフォーム(PF)で他社のアウトドア用品の利用案件を受注した。物流業務はニーズ拡大を想定し、今後の成長戦略の柱の一つに位置付ける。25年6月期の前半には拡張性のある倉庫への移転も計画している。

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 同社のWMS(倉庫管理システム)は継続的な改善により、返却から1週間程度かかっていた再利用を最短1日で可能にした。1配送当たりの運用コストも5年間で約3割改善したという。二次流通やリサイクルなどにも活用し「廃棄ゼロ」も実現したとしている。

 外販では、他社のファッションレンタル物流に限らず、ファッション以外のレンタル、レンタルに限らないファッション製品の返品・再生、クリーニングやメンテナンスなどの個別機能といった「幅広い可能性がある」と見ている。

 新しい倉庫は専用倉庫に分散していたクリーニング機能を集約。小規模だったメンテナンスも一体化させる。

 同社の23年7~12月の決算は、会員増(前年同期比13%増)で売上高は11.9%増の20億900万円に伸ばした。既存会員の継続率改善効果や広告宣伝費の圧縮で営業利益は3100万円(前年同期は7400万円の赤字)、経常利益も2300万円(1億800万円の赤字)にそれぞれ黒字転換した。

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