渋谷の空で世界初の「エアレース」大会 

2023/10/16 18:00 更新


 時速約400キロの専用レース機が渋谷の上空でスピードを競う――リアルとデジタルを融合した都市型XR(仮想現実、拡張現実などの総称)スポーツで、世界初の試みとなる「エアレースX」が10月15日に開かれた。パルコやキャストなど渋谷の3会場には多くの人が集まり、スマートフォンを空にかざして観戦した。

会場のひとつ、パルコの屋上で観戦する客

 世界各地で行われた実際の飛行映像データを使い、「デジタルラウンド決勝トーナメント」を開催した。決勝なので優勝者は分からず、ここで決まる仕組みだ。室屋義秀など世界のトップパイロット8人が参加。レースは、都市空間と連動したXRコンテンツを制作・配信できるリアルメタバースプラットフォーム「スタイリー」上で開催され、視聴者はサイキックVRラボ(東京)のアプリ「スタイリー」をスマホなどにダウンロードして観戦した。

 大会パートナーには、渋谷キューズやJ・フロントリテイリング、東急不動産、渋谷キャストなどが名を連ねている。J・フロントは〝会場〟を提供するサイキック社に出資している。大会の様子はエアレース・Xの公式ユーチューブから全世界に配信した。

パルコの屋上ではたくさんの人が空にスマホをかざし、観戦した

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