インポートワンピースやジュエリーのオンラインセレクトショップ「アマービレ」の運営、インポートブランドの卸販売を手掛けるアマービレ(甲府市、庄子亜矢子社長)は今秋、ワンピースを中心としたレディスのオリジナルブランドを立ち上げた。30~40代の子育てをしながら働く忙しい女性を主対象に、一着で様になる見た目や着用時の快適性、お手入れの手軽さを備えた服を提案する。9月から自社サイトで販売しており、今後は国内外での卸販売も検討する。
(友森克樹)
同社は05年に設立。オンラインショップでは、売れ筋の米ニューヨーク発のレディスドレスブランド「ノラガードナー」など約20ブランドを扱っている。30~40代女性を中心に全国各地でリピーターをつかんでおり、着実に売り上げを伸ばしている。会員数は約4000人。
このほどスタートしたオリジナルは、「13年間蓄積してきた働く日本人女性のニーズ、自身の経験を取り入れながら形にした」(庄子社長)。これまで販売してきたインポートのワンピースでは、サイズ感や色味で抵抗感を持つ女性がいたという。そこで、オリジナルのワンピースでは、日本人の女性が抵抗なく着られるデザインに加えて、長時間の着用でも疲れない快適性や、しわにならず、自宅でも洗濯できる利便性も取り入れた。
オリジナルの多くに使用する生地は、軽量ながらハリのあるポンチ。世界的に著名なブランドの縫製を担当する中国の工場に縫製を依頼しているため、品質にも自信を持つ。背面ファスナーのワンピースでは、インナーを巻き込まないように裏に比翼を付けるなど心配りもしている。
18~19年秋冬は、腹周りや裾部分にレースをあしらったワンピース(税込み3万8800円)やシンプルなデザインの一つボタンショート丈ジャケット(3万9800円)など約20型を揃える。今後は春夏、秋冬の年2回、ワンピースの色や素材を変更して商品を揃えていく予定だ。
自社ECでの販売のほか、百貨店や専門店への卸販売、期間限定店なども視野に入れている。