若手ファッションデザイナーの発掘を目的とした仏のコンテスト「アンダム・ファッション・アワード2015」（国立モード芸術開発協会主催）のグランプリに、ステファン・アシュプールがデザインする「ピガール・パリ」が選出された。賞金25万 ユーロ （約3380万円）に加え、シャネル・グローバル・ファッションのブルーノ・パブロフスキープレジデントから1年間の指導を受ける権利が与えられた。
ピガール・パリは08年にセレクトショップとしてオープンし、同名のオリジナルラインをスタート。10年春夏からパリ・メンズコレクション時期に新作を発表している。アシュプールはクリエーティブ集団「パンオショコラ」を率い、ファッションだけでなく、音楽やナイトクラブシーンなどのカルチャーにも影響を与えている。
ファイナリストには、ほかに「アンリアレイジ」「ウミット・ベナン」「パレス・パリ」「ヴェットモン」が選出されていた。
新人賞に当たるファースト・コレクション・プライズは、「イザベル・マラン」などで経験を積み、13年に自身のレディスブランド「リア・ペッカー」をスタートしたリア・ペッカーが受賞し、賞金9万 ユーロ （約1200万円）が贈られた。
新設されたアクセサリー・プライズには、「シャーロット・シェネ」が選ばれ、賞金3万 ユーロ （約400万円）が贈られた。
