スゴ過ぎ!ホンキの社内報紹介します

2017/03/05 06:56 更新


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《センケンコミュニティー》コミュニケーションはここから始まる

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 どこの会社にも何かしらの形で存在するであろう社内報。ちゃんと読んでいますか? センコミが日々ファッションビジネス企業を取材するなかで、「読みたい!」「作ってみたい!」と思った社内報をチラ見せします。

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\ ■会社のソウルを共有 三起商行
\ ■広報誌の枠超えてる ドーム
\ ■人にクローズアップ エフ・ディ・シィ・プロダクツ
\ ■一体感を生む壁新聞 トレッサ横浜

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\ ■三起商行 ミキハウス魂を共有

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20~28ページの冊子とウェブがあり、情報量は多い
20~28ページの冊子とウェブがあり、情報量は多い
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 タイトルや内容は変化しながらも、78年の設立時から、〝ミキハウス魂〟ともいえる会社のスピリッツを共有するツールとして続いてきたのが、三起商行の「ミキハウススピリッツ」だ。冊子は年4回発行、ウェブ版は随時更新。

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 OB・OG向けの冊子も年1回発行している。内容はトップのメッセージ、店舗や部署の取材、発行時期に合わせた特集、社内行事、自転車で世界一周中のスタッフ・坂本達さんの活動報告、スタッフ表彰や誕生日、結婚やお子様誕生スナップなど。

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 注目のコンテンツは、会社がめざす方向や社長の思いを示した「トップアイズ」。例えば16年7月号では、今期の目標と決算ボーナスの条件、目標達成に向けてすべきことが示されている。

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 「今期がスタートして4カ月ほど過ぎたが、目標に向けて一人ひとりがなすべきことをやっているだろうか?(中略)目標を達成するために、まず考え方を変えること。ムダを徹底的に省き、意味のない業務は改善する」など具体的に示されている。

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 もう一つの人気企画が、全国の店舗で頑張る入社2~4年目中心のスタッフを紹介する「リナのわくわくレポート~ショップ編~」。他のスタッフの士気を高め、創意工夫につながっているという。

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 編集担当は小坂まゆみさんと大野莉奈さん。社内各部署にいるサポーターの協力や意見を得て、情報収集や取材、編集を進めている。大野さんは担当に就いて約8カ月。最初は情報収集に苦戦していたが、次第に売り込みが増えたという。取材相手から「話しやすくて安心できた」と言われてからは、情報収集でも取材でも、日頃の社内のコミュニケーションが重要と気づき、より大切にしている。

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編集担当の小坂まゆみさん(左)と大野莉奈さん(右)
編集担当の小坂まゆみさん(左)と大野莉奈さん(右)
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\ ■ドーム 広報誌の枠超えるクオリティー

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最新号の表紙
最新号の表紙
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 社内報とは趣がやや異なるが、社内及び業界関係者向けに独自の媒体を発行しているのは、米スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」を扱うドーム。「ドームジャーナル」の名称で、年4回・毎回1万部を発行し、取引先やチームの指導者などに配布している。

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 驚くのは、そのクオリティーの高さ。1号あたり約60㌻と厚く、全てカラーで仕上げている。毎号の目玉は、安田秀一代表取締役CEO(最高経営責任者)と三沢英生取締役による長文のコラム。国内外のスポーツビジネスの情勢を踏まえて、日本のスポーツビジネスの目指すべき方向、ドームのスタンスなどを、歯に衣着せぬ論調でつづる。

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 業界向けの発行物というと、たいていは自社商品の宣伝などに終始しがちだが、ドームジャーナルはあくまで「啓蒙コンテンツ」(編集長の前田成彦マーケティング本部コンテンツ企画部部長)という位置付け。最新37号の見出しを見ると、「創造的破壊で学生スポーツの価値を最大化せよ」(安田氏)、「スポーツ文化の醸成が社会を最適化する」(三沢氏)など、メッセージ性の強い言葉が並ぶ。

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 ドームジャーナルの創刊は、会社設立間もない90年代。営業スタッフの人数が少ない中、安田氏の考えを取引先に知ってもらうことが最も有効な営業ツールになるとして作った。数枚のレポートからスタートし、のちに冊子形式となり、昨年には大手出版社に勤務し、雑誌製作経験の豊富な前田氏を編集部に迎え入れ、増ページを含むリニューアルをした。

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 今後は前田氏のノウハウを生かし、ビジュアルも効果的に使いながら、さらに磨き上げる。「読者を飽きさせずに読み込ませるような作りを心掛けながら、業界に議論を呼びかけられるものにしたい」とする。

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編集長の前田さん
編集長の前田さん
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\ ■エフ・ディ・シィ・プロダクツ 人にクローズアップ

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ワークライフバランスをテーマにした連載(左)と、毎号店長が飾る表紙(右)
ワークライフバランスをテーマにした連載(左)と、毎号店長が飾る表紙(右)
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 「4℃」ジュエリーを企画・販売するエフ・ディ・シィ・プロダクツの「エフ・ディ・シィ・プレス」は、98年から2カ月に1度の発行を続けている。小峰興子さんら総務部人事課のスタッフ3人で作成。約20㌻で役員メッセージや商品情報、新入社員紹介などで構成する。

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 年1回発行の4℃ホールディングスの社内報と比べ、同誌は「店、そして人にクローズアップした内容にしています」と小峰さん。その象徴が、表紙を飾る店長のビジュアルと、店長が個人的なお薦めを紹介するコーナー〝マイ・レコメンデーション〟だ。「全国どの店長もどちらかには登場することになります」。永年勤続表彰者の紹介ページもファンが多い。入社時の顔写真付きで掲載するため、「現在とのギャップで盛り上がりますね」。

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 社の方針を分かりやすく現場に伝えることも大切な役割だ。年初には、次年度の重点施策をいかに紙面に反映させるか、4℃ホールディングスの業務担当の延岡一志さんらと打ち合わせを重ねる。16年度は〝ワークライフバランスの実現を目指して〟とのタイトルで各部管理職へのインタビュー連載を企画した。

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 読者からのリクエストもある。「店長会で社是を浸透させる取り組みを行うので載せて欲しいなど。社内報を有効と感じてもらえているんだなと、やりがいも重みも感じます」。ジュエリーの製造工程や修理についてもっと知って欲しいとの要望で生まれた〝ものづくり通信〟も、2年続く人気企画だ。「一方的に伝えるだけでなく、お店の視点に立ち、求められる情報は何か考えながら作っていくことが大切だと感じています」としている。

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4℃ホールディングス執行役員業務担当兼経営企画の延岡一志さん(写真左)と、エフ・ディ・シィ・プロダクツ総務部人事課長の小峰興子さん
4℃ホールディングス執行役員業務担当兼経営企画の延岡一志さん(写真左)と、エフ・ディ・シィ・プロダクツ総務部人事課長の小峰興子さん
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\ ■トレッサ横浜 一体感を生む!壁新聞

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館内の5カ所程に大きく貼り出す。過去のアーカイブも掲示して、入ったばかりのスタッフにも伝えている
館内の5カ所程に大きく貼り出す。過去のアーカイブも掲示して、入ったばかりのスタッフにも伝えている
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 「熱唱! 熱演! のど自慢大会を初開催」「またまたやりました! 元日の売り上げ新記録」。躍動感ある見出しで従業員向け壁新聞を発行しているSCがトレッサ横浜(トヨタオートモールクリエイト運営)だ。

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 13年2月から月1回、「トレッサ横浜ナウ」として従業員向けの休憩所やトイレ付近の通路にでかでかと貼っている。館で働くスタッフや訪れる取引先に「今何を目指していて、どういう状況なのか」(栗原郁男常務トレッサ横浜プレジデント)を伝えるとともに、従業員同士のコミュニケーションや相互理解にも役立てるのが目的だ。

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 トップ記事で扱うネタとして多いのが①テナント総会などで示したトレッサの目指す姿②実施した集客イベントのレポート――の二つだ。このほか、欠かさずテナント従業員のインタビュー記事も掲載している。

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 イベントレポートは「どんな催しがあって、どんな方が楽しんでいたのかを、イベントに参加できない販売員が知っていれば、接客で盛り上がることがある」。警備スタッフまで対象にした従業員インタビューでは、仕事の苦労や休日の過ごし方、特技などを取材しているため、掲載されるとスタッフ同士の会話が弾み、仲良くなる。

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 また「あのショップには世界大会で入賞したネイリストがいますよ」といったふうに、ショップスタッフが客に他店を紹介するケースが増えて、同じSCで働くスタッフとしての一体感を醸成しているという。

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 現在、取材から紙面のデザインまでの大部分を担っているのが、入社2年目の水口大地さん。高頻度で実施している店頭イベントの企画・運営の合間をぬっての制作だが、「事実の報告だけでなく、店長の心境や悩みを伝えないと意味がない」「もっと読まれるためのレイアウトにするには…」と熱く語る。

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忙しいスタッフの方に読んでもらうため、レイアウトは「キャッチーなスポーツ紙を買って勉強してます」と水口さん
忙しいスタッフの方に読んでもらうため、レイアウトは「キャッチーなスポーツ紙を買って勉強してます」と水口さん

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