地域振興へ森永邦彦デザインの職人服

2016/08/04 06:06 更新


 北日本新聞社(富山市)は、地域振興の一環として、富山県高岡市の職人をワークウェアで輝かせるチャリティープロジェクト「パワー・オブ・タカオカ」を立ち上げた。

 銅器や漆器をはじめとする伝統工芸が息づく高岡市では昨今、後継者不足が問題になっている。今回の取り組みは、「厳しい環境で、昔ながらの伝統をひたすら守る」という従来の職人のイメージを刷新して、若い力で時代をリードする新しい職人像を提案し、職人の後継者不足に歯止めをかけるのが狙い。その足掛かりとして、「アンリアレイジ」のデザイナー森永邦彦を起用して、「驚きと憧れを感じる革新的なワークウェア」を作り、伝統工芸の新しいイメージ発信を目指す。

 ウェアは、若手職人と問屋による高岡伝統産業青年会を通して、伝統工芸職人に贈呈される。高岡と同様に後継者問題を抱えるコットンUSAも協賛している。

 プロジェクトのスタートを記念して、森永がデザインしたチャリティーTシャツの販売も始まった。職人の魂と歴史が宿る「輝く手」のモチーフが描かれている。価格は3500円。1枚につき1000円をプロジェクトに寄付する。

パワー・オブ・タカオカ



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