「アントゲージ」19年春夏 新たに“リメイク”ライン

2018/11/28 06:27 更新


 ジーンズカジュアルメーカーのスペシャル(岡山県倉敷市)は、レディス「アントゲージ」の19年春夏物で、新たにリメイクラインと名付けたリメイク風のデニムアイテムの商品群を打ち出す。展示会で受注するだけでなく、販売先での期間限定店にも同ラインを生かしたい考えだ。

(小畔能貴)

 同ラインはリメイクそのものではなく、リメイクしたような新品を全8型揃える。受注があれば均一に量産できるのを前提にサンプルを揃えたが、表情の異なるデニムを貼り付けるなど、物作りにこだわっている。

 代表アイテムは、原型がジーンズだったようなノーカラーのトップ、切りっぱなしの様々なデニムを裾周辺に縫い付けて立体感のある仕上がりが特徴のスカート、濃淡表現を生かしたブルゾンなど。Gジャンの背面やジーンズのヒップポケットに、ハトメとテープで編み上げのデザインを盛り込むほか、ジーンズの裾をカットして女性っぽくシフォンをあしらったものもある。中心価格は1万6000円。

 春夏の通常の提案では、経糸にリネン、緯糸に「ライクラ」を使用したパンツが受注一番人気だった。ウエスト部分にゴムを入れてはきやすくし、トラウザーのようにきれいに楽しめる点も支持された。5色展開で1万4500円。ボトムでは綿のミモレ丈コクーンスカート、リネン100%のチェックスカートなど、スカートの人気も高かった。

 トップは「テンセル」デニムを使ったガウン風ワンピース(1万8500円)の手応えが良く、それ以外にサロペットスカートなど提案を充実したサロペットも好評だった。

新たに打ち出すリメイクラインは全8型を揃える
新ライン以外で好評だったデニムのガウン風ワンピースやパンツ


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