レディスセレクトショップ、アントワープ(神戸市)は6、7日、須磨板宿店でナンバーTシャツの受注会を初めて開き、予想以上の来客があった。数字にさまざまな思いを持つ人が多く、普段聞けない話も多く出たため、顧客とスタッフとの関係性を深めることにもなったという。
このイベントは白地のTシャツに1~9のうち好きな数字を選んでもらい、黒でプリントして2週間後に手渡すもの。大人の女性向けが3900円、キッズ(80~150センチ)は3500円。10色ある小さなリボン(800円)、パール付きリボン(1000円)、パールのネックレス(1200円)のオプションもある。
リボンはアクセサリーのハンドメイドブランド「アラウラ」の東矢まり子さんが製作する。リボンは縫い付けのため、置き場所を指定してもらう。オプション付きの場合は納期が20日ほどとする。
数字のオーダーにしたのは、「イニシャルは出回りすぎていて、数字はストーリー性がでるのでは」(湯浅由佳子バイヤー)と考えたため。
インスタグラムなどで事前告知を徹底した効果で、初日から顧客が来店した。生まれた月の数字を選ぶ人が断トツで多かった。「ママはお子様の生まれた月は思い入れがあり、ドラマもありすてきな話がたくさん聞けた」という。親子で同じ数字や同じ色のリボンにする、孫やお嫁さんのプレゼントにという人も目立った。
完成した製品は、一人ひとりに対応した内容の手書きレターとともにクリアバッグに入れて渡す。7月には西宮阪急でもナンバーTシャツの受注会を開く。数字の色をターコイズブルーと赤の2種類とし、プリントの種類も変え、2、3着目需要も狙う。