アパートメント代表の安部健太さんは8月上旬、家族とともに東京都内から島根県松江市に移住した。東京在住時と変わらず、アパレルブランドのディレクションやMDなどを本業にしながら、今月1日にはギャラリーと物販機能を備えたカレー屋「カレーと」をオープンした。オープンから多くの客が訪れるカレー屋を週3~4日営業し、残りの時間でアパレルの仕事をこなす。「もう、2カ月休んでない」と笑う。
(永松浩介)
仙台出身の安部さんは大学卒業後、オンワード樫山に入社。その後、「TMT」を経て、12年に独立した。大学入学から東京生活は今年で25年。「もともと(東京に)永住する気はなく、いろいろな場所に身を置きたいと思っていた」。独立後にデザイナーと立ち上げたメンズブランド「セヴシグ」を3年ほど前にデザイナーに譲渡、身軽になったところでコロナ禍に。東京に居なくても仕事が出来ると、気軽な気持ちで決めた。地方でのビジネスにも関心があった。
移住のデメリット
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!