三越伊勢丹の自社ECブランド マクアケと組み新企画

2020/01/30 06:26 更新


 三越伊勢丹は自社ECブランドの「アーム・イン・アーム」で、クラウドファンディングサイトの「マクアケ」と協業し、既製品への顧客の悩みや不満の解決をテーマにしたプロジェクトを2月から始める。

 同ブランドは19年春夏からスタートし、「顧客との共創」をテーマに顧客の声を反映した商品を作ってきた。今回マクアケと協業し、クラウドファンディングサイトを通して「欲しい人の数だけ生産する」ことで、サステイナブル(持続可能性)の実現にも近づける。

 昨年11月下旬に同ブランドの公式インスタグラム上で約30項目のアンケートを実施。既製品やコーディネートの悩みなどを約3000人が回答した。さらに、その中でも多い悩みに対して、「腰回りがすっきり見える商品を作るならパンツとスカートどちら」など選択式アンケートで絞り込んだ。その後、公式インスタグラムのフォロワーや公式サイト会員の中から座談会への参加希望者を募り、2週間にわたって座談会を開催。約40人が参加し、今回のプロジェクトの10企画を決定した。

 2月上旬から順次、商品をマクアケ上に公開する。「下っ腹ぽっこりにさようなら!食べ過ぎた午後も安心のスリーウェーラップスカート」など、具体的に顧客の悩みを解決する商品を掲載して賛同者を募集し、目標額に達した企画のみを商品化する。商品は繊維商社のアミアズと、衣服生産プラットフォームを展開するシタテルと協業し、生産する。

ぽっこりおなかが気になる人向けのラップスカート(価格未定)


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