「ハルノブムラタ」を手掛ける村田晴信は今春、季節やシーンを問わずに着用できるエッセンシャルアイテムの新ブランド「アルノ」を立ち上げた。白シャツにフォーカスし、シルエットに変化のある8型を揃え、公式ECで販売を始めた。アパレル企画のサードとの協業で運営している。
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春夏、秋冬のシーズンにとらわれず、タイムレスな普段使いを提案する。デビューコレクションの白シャツは、ハルノブムラタのドレスで培ったテクニックも入れながら、一枚で様になるオーバーサイズのシルエットが特徴。ダブルステッチを入れて品のある輪郭を強調する。世界の都市にイメージを重ねてモデル名を付けた。
大きめの胸ポケットが付いた「ストックホルム」は、袖の途中に2本のタックを入れ、袖口に向かって膨らむ変形スリーブ。冷たく澄んだ空気に映える、彫刻的なフォルムに仕上げた。「ケープタウン」は、前身頃を斜めの縦線で切り替え、ドルマン風のボリュームスリーブでコントラストを付ける。大地の広がりと静寂が共存する街に見立てた。全てフリーサイズで3万円台。
