25～26年秋冬デザイナーコレクションは、ここ数シーズン続くレトロなスタイルが勢いを増している。60～70年代をはじめとするノスタルジックな要素を重ねて、スタイリングを楽しむのが今シーズンの特徴。懐かしい雰囲気の色柄、素材、ディテールが盛り込まれている。
（青木規子、写真＝大原広和、ブランド提供）
【関連記事】25～26年秋冬トレンド解説 ③ガーリーパワー 毒気をはらむミニスタイル
ノスタルジックレイヤリングは、若手から老舗まで幅広いブランドが発表する注目トレンドに成長した。その背景にあるのは、ストリートでの流行だ。世界的に古着人気が高まるなか、60～70年代の古着を取り入れておしゃれを楽しむ若者が目立つようになった。色あせた花柄のブラウス、シアリングのコート、スエードのブルゾン。こういったファッションが、コレクショントレンドに共鳴した。人気が続く手仕事のぬくもりも、レトロスタイルにぴったり合う。さまざまな要素が相まって、大きな流れになっている。
鍵はシアリングアウター
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中！
単体プランなら当月購読料無料でWでお得！
