アルページュの24年冬のメインアウターは、厚手のカーディガンとジャケット、〝ジャコット〟の三つだ。昨年も暖冬を意識した品揃えでミドル丈のコートを強化していたが、「それでもコートの動きが鈍かった」ことから、さらに軽やかなものに絞って提案する。バリエーションとしてダウンや中わたのジャケットはあるものの秋から春まで3シーズン着回せそうなデザインが主力となっている。
(松本寧音)
「アプワイザー・リッシェ」の主役は、ジャケットとコートの間のジャコット。テーラードジャケットやツイードジャケットをベースに、少し保温性を高めた厚手のものが中心となる。特に目を引くのがツイードだ。より上質なものを好む大人女性向けに作ったオリジナルのツイードジャケット、ペールピンクのツイードジャコット、ツイード調のニットカーディガンなど、多彩なバリエーションで打ち出す。
「リランドチュール」は、昨年12月までニットジャケットが一番の売れ筋だったため、ジャケットを中心に揃える。昨年人気があったニットジャケットをベースに、小ぶりなパールを散りばめてより丈を短くしたものや、ファージャケット、ボアジャケット、ヘリンボーンのテーラードジャコットなど。ハート形のボタンをあしらったシャギーのカーディガンもある。