イタリア発のレディスシューズ「アッシュ」を輸入販売するハヤシゴは今秋から、アッシュが今春に立ち上げたレディスウエアの新ライン「アッシュスタジオパリ」の取り扱いを始める。百貨店の婦人靴売り場に開設するインショップ9店で期間限定の催事販売を行う。トータルのスタイリング提案で新たな魅力を打ち出していく。
都会的なセンス、トレンドを先読みする企画力を強みとするアッシュは、欧米、アジア市場でハイエンドブランドとして支持されている。数年前からバッグやアクセサリーなど小物雑貨も揃えるようになった。ハヤシゴは昨年から一部の商品をインショップ売り場で販売しており、今春もスニーカーと並んで本革を使った6万~7万円のリュックが好調に売れているという。
今シーズンのスポーティーでマニッシュなシューズの品揃えに対し、アッシュスタジオパリでは白のシャツワンピースやピンクのライダーズジャケットなど、シンプルな品の良さを強調する。カットソートップ、ボトム、ドレスも揃い、100型近くが企画されている。
催事を中心とする日本での販売は、小規模でもイメージが伝わるアウター約10型程度を厳選した。柔らかいラムレザーのライダーズジャケット(15万円前後)、ムートンジャケット(5万円台)、ウールのボンディングコート(9万円)、スエット(2万~3万円台)など。
来春以降はインショップでの販売に限らず、要望があれば卸売りも行う予定。また、トータル展開のショップとして新規出店も検討する。