「アシュリン」22年春夏 造形的な遊び入れたエレガンス

2021/10/18 06:27 更新


 アシュリン・パークがデザインする「アシュリン」の22年春夏コレクションは、フォルムに遊びを入れた美しくエレガントな服だ。

 袖や後ろ身頃にたっぷりのギャザーやドレープを入れて、ドラマチックなボリュームを持たせる。きわどいカットアウトで肌を露出するドレスも多い。布を折り返したり垂らしたりして立体感を出した真っ赤なブラトップと、プリーツをたたんだ白いワイドパンツの組み合わせは、シルエットと色の美しさに引き寄せられる。布をできるだけ無駄なく使うカッティングにし、環境負荷にも気を配る。使う生地のほとんどは日本製で、生産は全てマンハッタンで行う。

 アシュリン・パークは08年に装苑賞を受賞。「ヨウジヤマモト」や「アレキサンダー・ワン」、ラフ・シモンズがいたころの「カルバン・クライン205W39NYC」でパタンナーを務めた後、アシュリンを立ち上げた。卸売りを始めて2シーズン目の今回、展示会で見せた。(ニューヨーク=杉本佳子通信員)

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