政変後のバングラデシュは、中長期的に「悲観的ではない」。短期的にはアパレルをはじめ製品受注が減少する傾向にあるが、バングラデシュの今後に対する日本企業の見方は暗くない。
(北川民夫)
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同国では8月初旬に、ムハンマド・ユヌス博士を首席顧問とする暫定政権が発足し、治安は安定しつつある。ただし、輸出加工区(EPZ)などを中心に、安定雇用を求める労働者デモが散発。通関・物流状況はフェニ、ノアカリ、クミッラ地域で大洪水が発生し、道路などの社会インフラが損壊するなどして、ダッカからチョットグラム(チッタゴン)間の物流や、チッタゴン港での通関に遅延が発生している。バングラデシュ発着の商業便にも影響が発生している。
「代替国はない」
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