バロックJの16年春夏展示会から

2016/01/05 06:21 更新


 バロックジャパンリミテッドのブランド合同展示会は、好調企業なだけあって会場の雰囲気に勢いがある。もの作りの再強化によって14年秋に復調した「マウジー」は、15~16年秋冬も既存店前年比2.3%増(11月末までのシーズン累計)で推移。「スライ」は同4.5%増、15年秋からテコ入れを本格化している「アズール・バイ・マウジー」も同2.4%増となった。全面刷新をした「ブラック・バイ・マウジー」、次世代キャリア向けとして修正を重ねてきた「ペギーラナ」なども、支持を広げつつある。


■スライ

 テーマは「デザートサファリ」。15~16年秋冬に続き、エスニックやボヘミアンな感覚を漂わす。リネンタッチのトレンチコートやアースカラーのサファリジャケットといったアウターと、デニムを中心にしたパンツのバリエーションが軸になる。デニムの新型はクロップトパンツ。「スーツ地のクロップトパンツはよくあるが、デニムはあまりない」と開発した。写真のクラッシュ加工のクロップトパンツは1万3970円。大花柄プリントのオフショルダーブラウスや、アラビック調の花柄ドレスなど、柄表現もポイント。ディテールでは編み上げに注目しており、編み上げフロントのニットトップや、編み上げサンダルを豊富に揃えた。

スライ
スライ
アズール・バイ・マウジー
アズール・バイ・マウジー

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