バロックジャパンリミテッドのブランド群に勢いがある。基幹ブランドの「マウジー」「スライ」は14年春夏からじわじわと復調し、今春(15年2~4月)の既存店売り上げは、前年同期比各10.9%増、14.5%増で推移している。注目市場ドメスティックコンテンポラリー(ドメコン)ゾーンを牽引(けんいん)する「エンフォルド」は今秋、東京・丸の内に直営1号店を出す予定だ。「ブラック・バイ・マウジー」「ハウスコミューン」なども刷新を進めており、新規客獲得をめざす。
■スライ 70年代やナチュラルマインド
秋冬テーマは「マウンテンフォーク」。70年代調のフォークロアムードや、ネーティブアメリカンなどのナチュラルマインド、リラックス感といった要素を、土臭くならないバランスでミックスしていく。期待のアイテムはデニムだ。セルビッジデニムのシリーズを新たに立ち上げ、7~9月は毎月投入する。幅広のロールアップ、アンクルテーパード、ローライズの3型で、1万2970円から。セルビッジ以外でも、デニムアイテムを充実する。
アウターは、モッズパーカやカーキのキルティングジャケットなどのミリタリー系が豊富だ。ニットのオールアイテム提案も目立ち、ガウンコートやドレス、セットアップなどを揃える。足元は、引き続きソックス×厚底サンダルを推す。春夏に出したオリジナルのステーショナリーグッズに続き、秋冬はボディーオイルやリップスティックも企画し、ライフスタイル全般の提案も強めている。
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