高島屋はアフリカ・ウガンダ発のサステイナブルブランド「ブジガヒル」と協業し、古着をアップサイクルするプロジェクトを始めた。同ブランドは、24年6月に開催したピッティ・イマージネ・ウオモに初出展し、古着をリメイクした25年春夏コレクションを発表。ケリンググループが後押しし注目された。高島屋の自主編集売り場「CSケーススタディ」でリメイクウェアを今秋から販売している。デザイナーのボビー・コラドさんに聞いた。
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――22年にブジガヒルを立ち上げた。
コンセプトは「リターン・トゥ・センダー」(差出人に返す)。大量に輸出・寄付された古着を再デザインし、グローバルノース(先進国)へ返送・販売する。古着は70~80%がリサイクルやリユースされているが、現地業者の要望とのミスマッチや品質が悪く傷みが激しい、気候に合わないなどの理由で多くが廃棄になっているのが実態だ。すでに埋立地が飽和状態で、深刻な環境汚染を引き起こしている。さらに大量の安価な古着が現地の繊維産業を弱体化し、雇用の減少を招いた。
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