CFのキャンプファイヤー 4月単月の流通額22億円、累計で200億円に

2020/05/14 06:28 更新


 国内最大級のクラウドファンディング(CF)のプラットフォーム、キャンプファイヤー(東京、家入一真社長)は、4月の単月の流通額は22億円、支援者数22万人に達した。11年6月のサービス開始から5月1日までの累計では200億円。新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業機会の損失など、経営環境の激変を乗り越えるための資金需要に応える手段の一つとしてCFを活用するケースが増えた。支援者側は「身近の困った事業者を応援したい」と利用者が急増したことが要因と分析している。

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 3月単月の流通額は10億円超と、国内購入型CFでは史上最高額を記録し、4月は3月と比べて2倍の22億円、昨年同月比では4倍と膨らんだ。

 11年のサービス開始から7年8カ月となる19年2月に100億円に到達、そこからわずか1年2カ月で200億円に達した。

 2月末から「新型コロナウイルスサポートプログラム」を始動し、5月2日時点でプログラムへの申込数は約2900件、資金調達を開始したプロジェクトは850件、支援者数15万人、集まった支援総額は14億5000万円。緊急事態宣言の延長で、今後の事業見通しを立てることは難しいとしながら、政府・自治体主導の支援策や既存の金融機関のカバーが難しい範囲をCFが下支えできるように利用普及とサポート体制を強化する。

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