福島県いわき市のバッグ工場のキャニオンワークスは、過酷で特殊な状況に対応するレスキュー関連の用具も生産してきた。その強みを生かし、ファッションに昇華させた自社ブランド「マコール」を開発。コロナ下で中断していた卸先の開拓に再び力を入れ、自社ブランドの比率を高めることで、将来的には工場の主軸に成長させる計画だ。
(大竹清臣)
19年に立ち上げたマコールは企画・デザインから社内で行っている。他の自社ブランド「CWF」(キャンプ用)や「ネルエピック」(釣り用)は外部ディレクターなど専門家に協力してもらっている。企画を担う山田裕貴執行役員マコール事業部統括部長は入社から14年の32歳。「自社工場で培ってきた技術をファッションに転換することで新たな表現を生み出したい」との思いから開発に着手した。
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