ジャパンイマジネーションの「セシルマクビー」が、セクシーテイストのアイテム群を復活させている。トレンド変化を受け、この1年ほどセクシー系は「封印」し、フェミニンエレガンスやカジュアルテイストに力を入れてきたが、根強いニーズを受けて一部店舗で復活させた。
店頭の商品構成は、フェミニンエレガンスとセクシーの合計で50%、カジュアルで30%、雑貨で20%とし、店舗の特性によってエレガンスとセクシーの比率を変える。「渋谷109、新宿のルミネエスト、池袋パルコなどの都心の館に加え、地方の店舗でも立地によってはセクシーを求めるニーズは少なからずある」と担当者。
5月中旬から、タイトシルエットのレースワンピースやセットアップなどのセクシー系商品を一部投入し、検証を行っている。その結果を秋冬の商品構成につなげる。ワンピースで7000円前後が中心。
セクシー系やグラマラス系はトレンドとして以前より下火になっており、企画するブランドも減っている。ただし、一部には根強いニーズがあり、英インターナショナルの「ダチュラ」「デイライルノアール」などが好調に推移している。セクシー系を扱う雑誌『小悪魔アゲハ』も今春復刊しており、パイとして大きいわけではないが、注目の市場となっている。