静岡市の商業施設、新静岡セノバを運営する静鉄プロパティマネジメントは、今夏のセール開始日を「例年に比べ、約10日遅らせる」ことを決め、7月12~28日にセールを実施する。テナントから「後ろ倒し」の要望が強くなっていることに応えたもの。25年1月のセールは例年通り2日から19日まで。後ろ倒しに対するテナントの声は総じて好意的で、「今のところ反対意見は届いていない」。むしろ「もっと後ろ倒しを」との要望も強く、「後ろ倒しを望まない店舗のフォロー体制を整えながら、今後テナントの声を聞き、協議しながら適正な時期を模索していく」考えだ。
(小川敬)
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休館日増や営業時間フレックスタイム制度などでテナントスタッフの労働条件改善に積極的に取り組んでいる同施設の動きが全国の商業施設に広がり、休館日増を決めるところが増えるなど波及効果も大きい。テナント出店する複数の大手専門店チェーンから後ろ倒しの要望が強まっていることもあり、全国的な動きになるか注目される。
売り上げは減らない
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