香水「シャネルN°5」の誕生100周年を祝う「シャネルファクトリー5」の発売を記念したポップアップイベントが、パリ3区エスパス・コミンヌで開かれた。会期中は長蛇の列で盛況だった。
ビュレット(油差し)に入ったボディーオイル、紅茶缶入りバスタブレットなど、伝説的なN°5のコードでドレスアップされ日用品とは一線を画したファクトリー5は、いつもの生活をラグジュアリーな体験に変える17の限定プロダクトだ。
このイベントは超現代的な工場見学ツアー仕立て。N°5にまつわる番号とその逸話が記されたチケットを受け取り入場すると、N°5がコレクターズアイテムに変換される工程を表現したファクトリーエリアが広がる。ベルトコンベヤーで運ばれたアイテムに、タイポグラファーとロボットアームが、N°5と刻んで完成。プロダクトが集められたワークステーションでは、来場者たちが体験型アトラクションを満喫した。
イベントは京都でも開かれ、欧州、北米、アジアの都市でも同様のイベントが行われる。
(パリ=松井孝予通信員)