コディサンダーソン、レディス好発進

2016/07/04 18:02 更新


 ネーティブアメリカンのモチーフのモダンな表現で人気が高まっている、シルバーアクセサリー「コディサンダーソン」(東京、ワールドスタイリング)は、15~16年秋冬から新たにレディスコレクションを立ち上げ、有力セレクトへの卸や催事で成果をあげている。

10日催事で500万円

 コディサンダーソンは、ネーティブアメリカンのナバホ出身デザイナーが、多くをハンドメードで作る。既存のインディアンジュエリーの括りにとらわれない、スタイリッシュなデザインが持ち味だ。日本では14年からインポーターのワールドスタイリングが輸入卸し、メンズのセレクトショップで販売。生産量が限られることもあり、店頭で完売が珍しくないブランドだ。

 レディスは、ユニセックスアイテムと、線の細いバングル、小ぶりな指輪、ヘアゴムといった専用商品で構成。「取引店舗を限定し、販促と併せて、ブランド認知と価値を高めていく」とし、ニュウマンのエストネーション新宿店、ユナイテッドアローズ原宿本店、梅田・ブリーゼブリーゼのユナイテッドアローズ、アーバンリサーチ東急プラザ銀座店、福岡のマギークープ本店の5店に絞って販売をスタートしている。

 今春は催事も行い、マギークープでは、10日間で500万円を販売した。福岡・岩田屋は1階のエスカレーター脇で、1週間で200万円を売り上げた。売れ筋は、プレーンなデザインの指輪など3~4万円代と、同ブランドらしいインパクトのあるバングル15~25万円代とに分かれている。

コディサンダーソン
レディスで人気だという細くてプレーンなバングル。奥に見えるのがプレゼント用ギフトボックス
インスタやギフト対応

 今後の卸先は、新たに百貨店を検討しているが、大きく広げることはせず、むしろレディスならではの話題作りに力を入れる。限定商品とインスタグラムを絡めたキャンペーンは、ハッシュタグ付きで着用写真の投稿を呼びかけたところ、早朝に行列する姿も見られた。16年秋冬に向けて、日本用にビジュアルを撮り下ろし、クリスマス用に専用ギフトボックスを用意するなどして、ブランディングのための発信に先行投資していく。

コディサンダーソン
ブランドらしさに溢れたメンズ、レディスコレクション


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