創業65年を超える山形県のニット工場、米富繊維は27日まで、自社ブランド「コーヘン」初の期間限定店を東京・馬喰町のアガタ竹澤ビルに開いている。「ECや卸し先のセレクトショップなど購入手段が多様化する中、作り手である自分たちからお客様へ直接ブランドの成り立ちや物作りの背景などを発信し共有する機会を作ることで、今後のブランドの発展につなげていきたい」という。
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アガタ竹澤ビルにある「次の世代に引き継いでいきたい人や食、地域」をテーマにした店舗「フォイ」に開設した。コーヘン19年秋冬の洋服や雑貨のほか、特別な商品を揃え、ニットの修理やお手入れの相談なども受ける。
期間中は山形ならではの食材を使ったフードの販売のほか、コーヘンを支えているゲストを招いてのトークセッション、ワークショップなどの体験型コンテンツも用意。20~22日には、リンキング機を使ったオリジナル巾着バッグを作るワークショップも開いた。
オープニングイベントでは、「山形からデザイン、ファッションを発信するということ」をテーマに、デザイン会社アカオニの小板橋基希代表をゲストに招いて大江健社長とのトークセッションを開いた。26日午後7時~8時30分には「一冊の本と一着のセーター」をテーマに、森岡書店の森岡督行さんと大江社長が対談する。