連結売上高は734億3400万円(前期比6.4%減)だった。冬物を中心に量販店、無店舗への製造卸売りが苦戦したことに加え、SPA(製造小売業)グループでヤングSPAのヴェント・インターナショナルが売り上げを大幅に落とした。
付加価値の高い商品供給で販売単価を引き上げながら、生産地の見直しで生産コストを低減し、粗利益率は19.7%(1.0ポイント増)と改善した。販管費を13億6600万円削減したものの、売り上げ減をカバーしきれず、26億1700万円の営業赤字(前期は36億7100万円の赤字)となった。経常赤字は24億8000万円(34億9900万円の赤字)。特別損失で減損損失9億1800万円、繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額を15億6200万円計上したことで、50億3200万円の純損失(28億1200万円の純損失)となった。
製造卸売りグループの売上高は625億8500万円(7.2%減)。消費税増税の影響で冬物の販売が苦戦し、春物の対応も後手に回ったことで減収となった。売り場提案型トータル販売を進めて単価を上げながら、ASEAN(東南アジア諸国連合)生産や中国生産の最適化で製造コストを低減、粗利益率は15.4%(1.6ポイント増)と向上した。
SPAグループの売上高は109億5000万円(3.7%減)。クロスプラスリテール事業のミセスSPAが健闘し54億1500万円(9.4%増)となったものの、「リズリサ」などを展開するヴェント・インターが55億3400万円(13.8%減)と不調だった。ヴェント・インターの国内期末店舗数は5出店、9退店で差し引き44店。