19年から「フリークスストア長野店」の店長を務め、翌年の移転リニューアルや地元との取り組みに関わってきました。22年に本社に異動し、現在は全国の店で地域密着の企画を実施しています。
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長野店は99年にオープンし、16年頃からは服の販売だけでなく、地場産業や個店との協業を積極的に行ってきました。当時から路面のセレクトショップは珍しく、地元の方から待ち合わせ場所としても親しまれてきたそうです。
私が店長をしていた時期は、特産品である日本酒やジビエを販売したり、地元企業と組んだ商品企画やイベントも行いました。地元で取れた少し形の悪い野菜を店の軒先で販売した時は、1日で300個近く売れました。お客様も喜んでくれて、「こういうことも店の役割なのかもしれない」と感じました。
お客様との結びつきが強いからか、長野店には週に何度もスタッフに会いに来てくれる方もいます。
ずっと地元に住む方やUターン移住者など、地元愛が強い方も多く、人気の個店もたくさんある。そんな街だからこそ、自然に人が集まる場所を目指したいと思っています。
25年3月に長野市と包括連携協定を締結し、6月には長野県とも同提携を結びました。現在は店に観光ガイドブックも設置しています。外から訪れる人たちにも、この街の魅力をもっと伝えていきたいです。