映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の車型タイムマシンのデロリアンが21日、回収衣料品を燃料にして走った。
15年10月15日は、同映画パート2でデロリアンが初めて未来に着いた日で、ごみを燃料に走るシーンが出てくる。映画30周年のキャンペーンだが、衣料品リサイクル事業「FUKU―FUKUプロジェクト」の一環として行われた。プロジェクトを運営する日本環境設計の岩元美智彦社長は「映画を見て、ごみで車を動かしたいから会社を作った」として、記念の日のイベントに臨んだ。
午前中にイオンレイクタウン(埼玉県越谷市)のイベントで走行、映画中の未来の到着時間16時29分には東京・台場を走った。
FUKU―FUKUプロジェクトには繊維分野でSPA(製造小売業)を中心に25社が参画、1000店以上で衣料品の回収を進めている。参加企業の小林織ネームは「ファッション分野でのリサイクル事業の拡大を呼びかけ、貢献していきたい」とした。また、今回の取り組みにはイオンモールも協業、9月初旬からSCを巡回するデロリアンの展示と衣料品回収のイベントを実施している。