百貨店の構造改革が一段と加速している。百貨店事業は以前からの高コスト・低収益に加え、コロナ下で大幅な減収を強いられる中、事業ポートフォリオの見直しに直面する。百貨店が核であることに変わりないが、従来の不動産事業のほか、新たな収益の柱として新規・成長事業の育成に力を入れる。
(松浦治)
法人外商などに力
三越伊勢丹ホールディングスは法人外商、金融、情報システム、建装、物流、人材派遣などで、BtoB(企業間取引)の売り上げが500億円に達する。グループの顧客資産とリソースを連携させてBtoB事業を拡大する。
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