繊研新聞社がまとめた23年度の百貨店店舗総額売上高合計は、113店計で4兆7390億円(22年度は126店計で4兆9591億円)となった。8割以上が増収で、2ケタ増収の店舗も多い。新型コロナの5類移行による外出機会の増加で、消費が活性化したことが大きい。加えて、インバウンドの急増や国内富裕層の高い購買意欲が貢献し、過去最高売上高を更新した都心店舗もある。企業売上高は、前期と比較可能な33社中、25社が増収となった。回答企業の過半が赤字だったコロナ禍(21年度)から利益の回復も進んでおり、営業利益は大半が黒字で、比較可能な19社中17社が増益だった。
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