スペイン・バルセロナ発ブランド「デシグアル」はフランス人デザイナーのアルフォンス・メトロピエールと3回目の協業コレクションを10月17日から販売している。22年から協業を開始し、過去の商品は即完売する人気だった。20代の新規客獲得にもつながっている。
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24~25年秋冬のテーマは「二面性」。「バレエコア」と「スポーティー」の要素を組み合わせたアイテムや、分厚いソールを付けたチャンキーブーツ、大ぶりなブラックのネックレスなどを企画した。メトロピエールが得意とするプリント技術を生かしたセーター(2万2900~2万6900円)や、ケープを組み合わせたトレンチコート(4万3900円)などもある。
90年代デシグアルのアーカイブから着想したレトロなアイテムも企画した。タイトなドレスやコルセット付きボンバージャケットなどだ。過去の協業商品はパステルカラーが多かったが、今回は鮮やかなブルーやブラックなどを多く使い、強さとシックさを演出している。
販売初日は銀座店でイベントを行った。原宿店と心斎橋店、ECでも販売している。メトロピエール氏は「前回も日本での反響は大きかった。アジアのファンにも刺さるようセクシー過ぎず、感度の高いデザインを心がけた」と話す。