子供服メーカーのDIL（神戸市）は、「ディラッシュ」19年盛夏物のベーシックなラインで、ニュアンスカラーをベースにしたドット柄の商品群と、丸いシルエットが特徴のパンツを企画した。
卸し先の販売店には、コーディネート画像や商品詳細を掲載したデータやPOP（店頭広告）などの販売支援ツールも提供する。
Tシャツやワンピースでドット柄を打ち出す。少しくすんだ色合いにビビッドカラーを差して今っぽい雰囲気にした。ワンピース（2600円）はフリルをあしらい、後ろの裾を長くしたテールカットに仕上げている。四分丈のパンツ（1900円）は、前後に切り替えを入れて丸いシルエットにした。サイズは80～140センチ。
同社はベーシックなラインを始めた18年秋物から、販売支援ツールを卸し先に提供し、店頭での消化率向上を図っている。盛夏物では、POPなどにモデルの身長や体重を掲載し、着用時のサイズ感を分かりやすくした。
色展開や、商品のキャッチフレーズも加え、伝わりやすい表現を意識している。ベーシックなラインは雑貨チェーン店からの引き合いが多く、発注が増えているという。
