大手セレクトショップを顧客にもつOEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)のDKラボ(東京、加藤大輔社長)は、中国での生産リスクを回避する目的で、タイでの製造・供給を始める。アウターなどは中国・上海近郊での生産を維持しつつも、中軽衣料はタイに移し、環境に配慮したジーンズやカットソー製品も新たに始める。
(永松浩介)
ベイクルーズやシップス、アーバンリサーチ、ジュンなどが顧客で、メンズ、レディスも手掛け、ミリタリーが得意アイテム。23年秋冬物からは、現行の生産委託先から独立する工場に注文を移すことで、価格が2割ほど安くなるという。主力のアウターは、「IDEAL」のファスナー使いで、MA-1など70年代のナイロンアウターで多用された特別な中わた用の縫製ができる。
中軽衣料から開始
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