「ダウントゥアース」今秋デビュー ディレクターは山崎勇次 本質的な豊かさに向き合う 

2025/09/02 10:59 更新NEW!


 今秋デビューする「ダウントゥアース」は、本質的な豊かさに向き合い物作りをするワードローブだ。京都の町家再生やヘルスケア事業を手掛けるエス・オー・ダブリューが新規事業として立ち上げた。大手セレクトショップで長くバイヤーを務めた山崎勇次がディレクター。国内の生産背景を活用し、ヘルスケア(心地よさ)の視点を反映し、心が満たされる製品を揃える。

 足掛かりとして、肌に近いアイテムに着目して10型を企画した。男性の視点が反映された、ユニセックスのラインナップだ。クルーネックとVネックのTシャツ(1万2000円)には3センチ幅のリブを使う。リラックスシルエットでもきちんと感が備わる。肩や袖の傾斜を配慮したパターンで、Vネックはやや浅めに設計した。スビン綿を横編みしたハイゲージのTシャツ(4万5000円)、ラグランスリーブのスウェット(6万8000円)など上質な肌触りのカジュアルウェアも作った。

リブの幅、シルエットにこだわったノースリーブシャツ

 大人の世代に響きそうなのは、伊カリアッジのカシミヤ糸を使ったカーディガン(10万5000円)やセーター(9万8000円)だ。16ゲージで季節を問わずに着用できる。さりげない光沢が品のある風合いだが、リブを太幅にしてカジュアルダウンし、クラシックすぎないバランスに仕上げた。

イタリア製の上質なカシミヤ糸を使ったカーディガン

 自社ECでは、一部の商品の販売を始めた。10月には都心のセレクトショップで催事販売を行うほか、輸入卸のアマンを通じて卸売りも行う。



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