ニット製品OEMのエスキス「アルカー」 百貨店での期間限定店を強化

2026/09/11 11:30 更新NEW!


手編みのパッチワーク調セーター

 ニット製品OEM(相手先ブランドによる生産)のエスキス(東京、鈴木弦社長)は、オリジナルブランド「アルカー」でセレクトショップへの卸販売とともに百貨店での期間限定店を強化している。今秋も西武渋谷店、高島屋柏店、そごう大宮などで開催中だ。来年には常設店も計画する。

 同社は先代が02年に創業。22年にアパレルでの物作りを長く経験した鈴木社長が事業承継した。オリジナルブランドのアルカーは25年秋冬に立ち上げた。OEM企業の生産背景の強みを生かし、毎シーズン発表される最新のトレンド素材を厳選し魅力ある定番素材と掛け合わせながら「今の気分」に昇華させたニットウェアを提案する。「他にはない、見たことのない」独自の素材感を日常で着られるデザインに落とし込み、長く愛用してもらえるニットを届けたいという。アルカーはフィンランド語で「始める」の意。北欧の丁寧な暮らしと同社が理想とするライフスタイルを重ね合わせたブランドを目指す。

 商品はレディス主力のユニセックスを対象に、編み地からの開発を強みにニットでフルアイテムを提案する。1シーズンで12~13型の洋服と雑貨を企画し、毎月2~3型の新作を加える。生産は20年以上の付き合いがある中国の工場。イタリアのキッドモヘヤ糸を使った手編みのインターシャによるパッチワーク調や6素材を使ったボーダー柄などのセーターのほか、軽量なローゲージのカーディガン、廃版になったイタリア糸を使ったニットスカートやワンピースなどがある。26年秋冬は基本的には暖冬を意識し、薄く軽量で透け感がある羽織り物やセーターを拡充している。価格帯は2万円台~5万円が中心。

軽量なローゲージのカーディガンをコーディネート

 昨年9月のコレド室町を皮切りに高島屋日本橋店、高島屋新宿店、西武渋谷店で期間限定店を開催しコレクションを発表した。今秋は西武渋谷店(9~14日)、高島屋柏店(9~15日)、そごう大宮店(9日から数カ月予定)で開催している。一方で自社ECサイトでの販売も堅調だ。服飾専門学校と組みSNSで発信している学生によるコーディネート提案が好評だったことが大きい。将来的には国内だけでなく、アジアを中心に海外市場の開拓も視野に入れている。



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